- 2010-03-26 (金) 13:22
- Book
『Town Dream Dream Town – ミヤギユカリの壁画アート』
壁画の絵:ミヤギユカリ
写真撮影:田中均明
ブックデザイン: iamcoco
価格:1200円+税
B5判、28頁、オフセット印刷
言語:日本語、英語

雪原を足早にとおり過ぎるシロクマ、桜散る春の山をゆうゆうと飛ぶ巨大な蝶々、草原で風になびく赤いススキ、二つの季節をもつ大きな木。
2007年春、東京、広尾の丘の上にミヤギユカリの絵による長大な壁画(服部一成アートディレクションによる建設現場用仮設フェンス)が完成しました。季節をめぐりながら、南から北から呼び集められた花や鳥や動物や木々たちが、六本木のビル群や建設現場のクレーンを背負いつつ、ここはわたしたちの特別保護区、町の楽園、とでもいうように楽しそうに遊んでいます。
その壁画の表情を追いかけて、秋から春へ、昼から夜へと撮りためられた写真。そして生まれたひとつのストーリー。壁画の記録であると同時に、人間が夢を見る動物であることを形にした1冊の写真集がここにあります。
(葉っぱの坑夫webサイトより)
この写真集は、町の中にあらわれたミヤギユカリさんの素晴らしい壁画を本にして残したい、という気持ちから生まれました。
壁画(建設現場用仮設フェンス)は、工事が進んで役目を終えれば撤去されるものです。約2年の設営期間のあいだに、この壁画の前をとおって通学する子どもたちの記憶に、耳の長いうさぎや大きな蝶々、トンボ、シロクマなどがどんな風に残るのか、そして大きくなってから、確かこの辺に大きな動物たちの絵があったんだけど、、、、あれはいったい何だったんだろう、と不思議な気持ちで思い返されることがあったなら、と想像するのは楽しいことです。
夢をみるのがむずかしい時代にあっても、人間にはまだその才能が残されているんだなと、この壁画を見たときは心が躍りました。建設現場を取り囲む長い長い壁を、ミヤギさんの描く四季のランドスケープでおおいつくすというプラン、そのビジョンを形にすることは「夢」の行為だと思うのです。
町の空気感とともに映しとって保存するには、写真集という形しか思い浮かびませんでした。
(大黒和恵/葉っぱの坑夫webサイトより)
著者プロフィール
田中均明(masaaki tanaka)
福岡県久留米市生まれ。東京造形大にて写真を始める。
好きな写真はアジェ、牛腸茂雄、new colorの写真。
ミヤギユカリ (Yukari Miyagi)
イラストレーター。1965年生まれ。1992年よりフリーランスのイラストレーターとして仕事をはじめる。書籍、雑誌の挿画のほか、広告媒体、アパレルブランドとのコラボレーションも手がける。
作品集に「Reminiscence」、「ちち」、「ambrosia」(以上、自費出版)、「Kaguya, the bamboo princess/竹姫物語」(Nieves)、「Rabbit and Turtle」(Nieves and Happa-no-Kofu) 、「シカ星」(葉っぱの坑夫)がある。他に書籍挿画として、木坂涼「刺繍日記」(理論社)など。
美しい!オフィシャルサイト:http://www.miyagiyukari.com/
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